もしドラ
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
- 作者: 岩崎夏海
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/12/04
- メディア: 単行本
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「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
について数ヶ月前、社内BBSでネタ振りしたら何人かが読んで感想を挙げてくれた...
ひさびさに本カバー付けてもらったww
「最近は、愛想よくすること、人を助けること、人付き合いをよくすることが、マネージャーの資質 として重視されている。そのようなことで十分なはずがない。 事実、うまくいっている組織には、必ず一人は、手をとって助けもせず、人付き合いもよくないボス がいる。この種のボスは、とっつきにくく気難しく、わがままなくせに、しばしば誰よりも多くの人を 育てる。好かれている者よりも尊敬を集める。一流の仕事を要求し、自らにも要求する。基準を高く 定め、それを守ることを期待する。 -何が正しいかだけを考え、誰が正しいかを考えない。 -真摯さよりも知的な能力を評価したりはしない。 このような資質を欠く者は、いかに愛想がよく、助けになり、人付き合いがよかろうと、またいかに 有能であって聡明であろうと危険である。そのような者は、マネージャーとしても紳士としても失格で ある。 マネージャーの仕事は、体系的な分析の対象となる。マネージャーにできなければならいことは、そ のほとんどが教わらなくとも学ぶことができる。 しかし、学ぶことのできない資質、後天的に獲得することのできない資質、初めから身に付けていなけ ればならない資質が、ひとつだけある。 才能ではない。真摯さである。」 みなみは、その部分を繰り返し読んだ。特に、最後のところを繰り返し読んだ。 ───才能ではない。真摯さである。 それから、ポツリと一言、こうつぶやいた。 「...真摯さって、なんだろう?」 ところがその瞬間であった。突然、目から涙があふれ出してきた。 それで、みなみはびっくりさせられた。自分が何で泣くのか、よく分からなかったからだ。しかし、 涙は後から後からあふれてきた。それだけでなく、喉の奥からは嗚咽もこみあげてきた。
オイラ、映画のエンドロールだけ観て泣けるレベルの感情移入力があるのだけど(笑)、
才能ではない。真摯さである。
という言葉に、「間違ってないよ」って言われた気がした。
真摯さって、なんだろう?
昨日買って、
「第三章 みなみはマーケティングに取り組んだ」
まで読んだ。
連休で残りを読んだ。
小説として読むと、放送作家の書いた文書だから小説家の書いた文書に比べると、イマイチ感一杯...
でも、ビジネス書として読んでるから、逆に不意を突かれて特にクライマックスはとても感銘を受けちゃった;
古典とても言えるビジネス書をもっとも分かりやすくしているのは、おそらく、ドラッカーが抽象化しているカンパニー・モデルの構成ロールを、具体的な登場人物に割り当てているためだろう。
それに、「高校野球のマネージャー」という固定観念を裏切っている設定が、より読み手に各ロールを印象つけているのだと思う。
あと、ドラッカーの言葉って、オイラみたいなマネージャー・ロールの少ない人間にも、モチベーション向上にとても役立つんじゃないかと思った。
本文中の部分的な引用も印象に残る言葉が多い。
成果とは百発百中のことではない。百発百中は曲芸である。まちがいや失敗をしない者を信用してはならない。人は優れているほど多くのまちがいをおかす。優れているほど新しいことを試みる
マーケティングだけでは企業としての成功はない。イノベーションによって常によりよくならなければならない
専門家は専門用語を使いがちである。ところが彼らは理解してもらってこそ初めて有効な存在となる
実際の『マネンジメント』(978-4478410233)もそのうち...
結構色んなとこで紹介されていて、評価も結構高いみたいなので...
読んでみたw
物語としての内容はとりあえず置いといて、ドラッカーの「マネジメント」を読んでみたくなる
内容になっていると思う。
実際に読んでみようと思う。いつか...
引用されている文章の一つ一つが逐一ウチの現状とか出先での状況にマッチしていて、100年以
上も前にこんなことを唱えている人が居たかと思うと驚きを隠せない。
逆にここから退化している気になってくるw
# 実務における現在の状況は本に書いてあることの逆?に進んでいることが多い気がする...
# もちろん、本に書いてある様には上手く行かないだろうけど...
会社組織としてもプロジェクトのチーム単位でも読んでみると何かが変わるかも?
物語としての内容はとりあえず置いといて、ドラッカーの「マネジメント」を読んでみたくなる
内容になっていると思う。
実際に読んでみようと思う。いつか...
小説として読むと、放送作家の書いた文書だから小説家の書いた文書に比べると、イマイチ感一杯...
でも、ビジネス書として読んでるから、逆に不意を突かれて特にクライマックスはとても感銘を受けちゃった;
っつーか、泣きそうになっちゃった;;
激しく同意w
ドラッカーの「マネジメント」より先に、この本をもう1回読み直してみようかな。
# なんで1ページだけカラーで挿絵が入ってるんですかね?
# バスの中で読めないじゃないかw