ビストロ&ワインバー シェ・モリタ


このお店は2回目。
以前食べたペンネゴルゴンゾーラが忘れられなくってw
最初に言っておくと、このお店はとてもコスパだと思うv

シェ・モリタ

食べログ シェ・モリタ


料理は、クラシカルフレンチ。
控えめだけど、とても丁寧さが伝わってくる感じがします。


あと、日本ソムリエ協会九州支部長 森田さんがメインでサービスしてくださることもポイントだと思います。
当日、ワインをほとんど飲んだことがないらしい学生っぽいカップルが隣だったのだけど、非常に丁寧にサービスされていたのも印象的でした。

本日の料理

コースはプリフィクスコースだと
3,900円(メイン1つ)
5,300円(メイン2つ)
の二種類から選べます。

今日は、3,900円のコースで2人で全部違うものを選びました。

※以下、価格はアラカルトの値段

オードブル


↑コレかなり旨。120gはありそうな大きさだけど、しつこくなく仕上げてある。バルサミコソースがポイントですな。

  • 季節のオードブル盛り合わせ(ファアグラ、生ハム、海の幸、テリーヌなど約7種) 1,550円


↑(画像がイマイチだけど;)なかなかのバランス感。

パスタ/スープ


↑コレ激旨。マジで。デザートのクレーム・ブリュレを彷彿とさせる焼き目が香ばしく、とても濃厚だけどしつこくない。


↑トマトの自然な甘みと酸味だけで味付けしたような実にフレッシュなパスタ。

メイン
  • 北海道産帆立貝のポワレ・南仏風香草トマトソース 1,800円


↑プリプリっとした貝柱で香ばしくポワレしてあります。

  • イベリコ豚カルビの炙り焼き・赤カブのソース・夏野菜飾り 1,800円


↑いつも思うけど、イベリコって豚じゃないみたい。赤カブのソースはさわやかな大地の香りがします。

デザート(+コーヒー等)


↑しっかりパリパリ感が楽しめてオススメ。

  • 夏のプルルン・デザート(桃のコンポート) 550円


↑甘さ控えめなコンポートの上に、さわやかなヨーグルトのジェラートがのってます。

本日のワイン

  • グラスシャンパーニュ ロベール・モンキュイ Robert Moncuit 1,300円
    ミネラリィでキリっとした酸を感じさせる夏にピッタリのものでした。
  • ロベール・アルヌー ヴォーヌ ロマネ レ スショ 1976 1er cru Robert Aroux/Vosne Romanee Les Suchots 1er cru 1976 19,500円(楽天で8ヶ月前に購入) + 1,500円(抜栓料)

実は、持ち込ませていただくワインがブルゴーニュのオールドヴィンテージなので、信頼できるソムリエさんがいらっしゃるということも、このお店を選んだ理由だったのだ;

1976年はブルゴーニュの良年とのことだけど、20年以上のブルゴーニュのヴィンテージは初めて。
数ヶ月前、70年台のぶっ壊れていたと思われるグラン・ヴァンに当たっていたし...


んで、テイスティング時の森田さん曰く、

ブショネではない。
懸命に生き延びている。
どんどん酸化するのでスワリングしないように。

とのこと。

ほっ!(^^;

ワインメモ

ロベール・アルヌー ヴォーヌ ロマネ レ スショ 1976 1er cru
Robert Aroux/Vosne Romanee Les Suchots 1er cru 1976

  • 外観
    • レンガ色で若干のくすみはあるけどヴィンテージを感じさせない透明感
    • ディスクは薄い
    • 粘性は低い
    • 香りが控えめなことが予測される感じ
  • 香り
    • アタックはフローラル。アサガオなどを連想させるような香り。ピークは過ぎ去っているので萎れたバラなどとも言うのだろう
    • 複雑性もあって、腐葉土バルサミコなどを連想させる香りも
  • 味わい
    • アルコールは少し控えめ、最初は酸は殆ど感じない。時間の経過どんどん酸化してくるのが手に取るよう
    • 渋み・苦味はほんとど感じさせない
    • 余韻は中程度、はかない感じ
    • 後半、スパイシーさを期待させるのだけどそこまでいたらない

歴史を感じさせてくれる良いワインだったと思います。
久々のオールド・ヴィンテージで、飲みながら変化を手に取るように感じられました。


想像を超えて楽しめたワインでした。


気負いせずフレンチとワインを楽しめるとても良いお店だと思います。
是非また気軽に行ってみたい。

ごちそうさま。m(_ _)m