ドメーヌ シャンドン ド ブリアイユ コルトン・マレショード Grand Cru 2007 をlogる
グルぐる散財GW企画3日目w
一言で言うとこのワインはグランドピアノ。
癒し系だと思う。
本日のワイン
ドメーヌ シャンドン ド ブリアイユ
コルトン・マレショード Grand Cru
Domaine Chandon de Braiailles
Corton Marechaudes Grand Cru
[2007]
\5,250(ボン洋酒店)
創立者のピエール・ギュイモ氏の夫人シャンドン・ド・ブリアイユ伯爵夫人の名をとって、1834年に設立されたドメーヌ。
婦人はシャンパンハウスのモエ・エ・シャンドン社の親戚。現在の所有者は伯爵夫人の孫にあたるアイマール=クロード・ニコライ伯爵。代々パリに居をおく貴族だったが、1987年に意を決してパリを捨て、サヴィニーに移住し、ワイン造りを根本から変えていった。対比をやめ、対処農薬栽培に切り替えるなど次々に改革を試みて飛躍的にドメーヌの評価を高めた。
テロワールの表現を大切にする長期熟成型の古典的エレガント・ブルゴーニュ最上の造り手。このドメーヌの最大の特徴は新樽をほとんど使わないことだろう。平均しよう年数は7〜10年。新しい樽を購入するのにわざわざ当主自ら中古の樽を探しに行く。「本当に質のいい樽を見つけるのは難しい」という。古樽は内壁に酒石酸がこびりつき空気の出入りが遮断されるので熟成中の酸化は実に穏やかなものとなる。
熟成期間は長く、15-24ヶ月。91年から清澄もフィルターもなし。ワインのスタイルは古典的かつ果実の凝縮のある素晴らしい飲み口。ちなみに古樽は主にヴォーヌのメオ・カミュゼから求めているとか。
ワインメモ
- 外観
- 少しだけ枯れた深めのルビー色
- 中央部は高密度的
- 水彩的
- 香り
- 開けてすぐは石石した感じ
- 10分程でふわっとした、でも湿度のある桜やイチゴやベリー系の香り
- 樽香は弱い
- 大人びた20代前半のような感じ
- 20分程でスパイシーさが現れる
- 心地よい焦げ目臭
- トースト香ではない
- 味わい
- ほどよいタンニン
- 甘みは少ない
- それほどボディの強さを感じない
- 最初は控えめな酸
- 後半は中程度の酸
ふわっと柔らかい感じで、温かみのありつつクラシックな雰囲気がグランドピアノのよう。
ジャム的までとはいかないが、ゆっくり変化を楽しめるワイン。
オレオレポイント96pts