プロジェクト・マネンジメントに関してトップレベルにプロ・スキルが無かった場合どうなるか?
「プロ意識を持って仕事できる」かどうかってマネージャーの責任だと思う
http://d.hatena.ne.jp/qaz76/20101216/1292425661
に関連しての話題。
というか、以下、この1,2年の振り返り...
2008年終わりくらいから、ユーザー企業はSIスタイルを変えたのだ。
メーカー系丸投げスタイルを、不景気を理由に「内製」という形に。
「内製」といっても、結果的に「ナカヌキ」となったに過ぎない。
(過去実績のある)2次請け業者と直契約してSIを試みたわけだ。
そこでは、プロマネ経験なんてまずない情シス部門の課長さん等がプロマネやPMO名義を務めることになった。
どうなるかは想像がつきそうなものだ。
絵に描いたような、チーム間の対立や衝突。
想像もつかなかったヒトに言っておこうw
『「プロジェクト・マネンジメント」って勉強したことある?』
プロがプロとして仕事するためには、前述の役割分担、ゴール(成果物)とその達成基準を敷くことが必要になるのにそれが曖昧だとどうなるか?
曖昧であるならば、自分たちで勝手にそれらを設けるしかない。
つまり、みんな勝手に「線を引き始める」わけだ。
決してうまくいきやしない。
これ現状w
現場のプロマネやリーダーはどうしていいか分からずに苦悩したでしょう...
でもね、これが
「大赤字プロジェクト」
や
「失敗プロジェクト」
として表面化して社会現象化していない。
これも理由がある。
「SIゼネコン・ヒエラルキー」
があるからだ。
ユーザ企業は「ナカヌキ」した上に、不景気であるが故の買い手市場ということもあり、さんざん買い叩いているものだから赤字にはならない。
# 酷いところではSE単価が相場の50%以下なんてところも...
下請け企業は
「共食い状態」
ってトコかなり多かったんじゃないだろうか?
企業経営とプロジェクト・マネンジメントって別物だね;